※注意:今まで書いたどの話よりもヒロインが変態です※







表通り沿いにある某有名ドーナツチェーン店。
そのイートン席に堂々隊服のまま腰かけるのは流れるような腰までの黒髪。
全身しろづくめのその姿はここらじゃ知らないものはいない。大江戸警察 見廻り組。
年はおそらくまだ成人前。立てば膝下まで隠れるであろうロングコートの下から短めのホットパンツが覗く、そんな彼女が一心不乱に頬張るのはこの夏限定カルピス味ぽんでりんぐだ。

見廻組副長、今井 信女。
窓際のカウンターに腰かけもくもくと口を動かしていた彼女はふ、と手を止めて、視線だけで後ろを振り返った。
同時に彼女の隣の席に2つのドーナツとアイスティーの乗ったトレイが置かれる。

「すみませんのぶたす副長っ、お待たせしました!」

こくん、と口の中の残りを飲み込んで、信女も彼女に返した。

たす遅ォい」







**R-18そごたんぷちオンリー前夜祭**







「もう、新刊売切れてたらどう責任とってくれるの?」

言いながら隊長はもぐもぐ動かす手を止めない。彼女の隣にはこんもり山積みになったドーナツ。
おそらくそんなことを言いながらもコレを全部食べきるまでここを動く気はなさそうだ。
こんなにたくさん甘味を食べてもそのプロポーションを維持できる新陳代謝がとてもうらやましい。

「すみませんっ。でも、隊長お目当ての作家さんマイナーだからきっと大丈夫ですよ」
そう答えて、私も一口自分の分のドーナツをかじった。うーん。生ポンデはいつ食べても最強だ。

「それに、即売会は明日ですし」
「戦場をなめては駄目。戦いは前日から始まっているの」
「前日って・・・でものぶたす副長毎年職権乱用で全然並ばずして戦場の最前線じゃないですかっ」
「斬り込みが私の役目だもの(キリッ」
「今年の押しカプは何ですか?」
「土沖土」
「ですよねえええ!」

「身体的な部分ではそごたんが押してるんだけど、精神的な部分ではトシにゃんの方がうわ手、的なっ?」
「やっぱ真選組はどのカプでも激熱。・・あ、でも最近・・・」
「かぶき町の何でも屋ですよねっ?一回ウチで収容してたこともあるっ、あの人も相当・・・」
「使い勝手が・・いい」
「わかります、ウチではそごたんと、テロではトシにゃんと見せつけてくれちゃいましたもんねえ」
「いっそのこと3Pって言うのも・・」
「ウワ何ソレ激萌えなんですけどっ。誰がネコなんですかっ、誰がネコなんですかっ!」

どうもみなさん、こんにちは。見廻組特攻1班、 です。
ご察しの通り、

腐女子です。

見廻り組に女性が少ないわけではないにしろ、配属される先はほとんどが事務である中、実践組での女性陣はのぶたす隊長とふたり。
仲良くなるのにも洗脳されるのも時間の問題だったっていうwそんな話です。てへぺろ。
この世界に足を踏み入れてもう1年くらいたつけれど、本当、この世界は深い。イヤ腐海じゃなくて。
最初こそちょっとびっくりしたけれど。あぁ背徳間と快楽の合わさる男同士のこの切なき物語。この世界は美しくも残酷だ。たまらん。ハァハァ。

「それにしても、いつも時間守るあなたが待ち合わせに遅刻なんて珍しい」

何かあった?と部下を心配してくれる有能なエリート上司様を見上げて、私は思わず口元を緩めた。
にややん。ぶっちゃけ聞かれるのを待ってました。っていう。

「そう、そうなんです!凄い現場見ちゃいましたわたし!」

ああん萌えええー!なんて黄色い声を出す私。

「まさに、沖田隊長その人に会ってたんです!」

私のその言葉に、のぶたす隊長は大きく目を見開いて、そのままぱちぱちと瞬きをした。
その姿は本当にお人形さんみたい。かわいい。

「・・隊長さんと会ったの?」
「はいっ。たまたま会ったら飲み物奢ってくれて、途中まで送ってくださいました!」

「・・メアドとか聞かれた?」
「え?・・サブちゃん局長じゃあるまいに、聞かれてませんけど・・?」
「・・そう」
「・・・?何かマズかったですかね」
「いいえ?良かったわね」
「ホントですよぅ!眼福眼福!」

嬉しそうにはしゃぐ私の前で、のぶたす隊長はなぜか笑いをこらえながら続きを促した。






「あ」

沖田総悟を見かけたのは偶然だ。
午後の見回りも終わり、のぶたす隊長との待ち合わせ場所へ少し余裕をもってのんびり向かっていた途中である。
大通りのちょうど反対側を、一人でぶらぶら歩くそごたんを見つけて、(副長と喧嘩でもしたのかしら?それとも万事屋さんに浮気通い?!ハァハァ)なんてあったかい気持ちになっていたところ、ふとこちらをみた彼と目があった。

「お」

キキーッ!!車のブレーキ音が大音量で響く。
突如車道を突っ切る形でこちらに方向転換をして早足で近づいてくる沖田総悟の両脇で、ギリギリで車が急停車する。おそらくだが、もしギリギリで済まなかったらぶつかってきた車の方が真っ二つになっていただろう。
(『あぶねェェ!何してんだこの馬鹿っ死ぬ気か!』『ぁっ・・土方さん・・すいやせん俺・・ぼーっとしてて・・』キューン!ハァハァ)なんて妄想してきゅんきゅんなっている間に、目の前まで迫ってきていた小柄な青年(でも私よりは大きい)は私を見下ろしながら「よぉ」と声をかけた。

「こんにちは、そご・・・真選組の隊長さん!」
「おう、アンタは確か、見回組の」
「わ、真選組の切り込み隊長に顔覚えていただけてるなんて光栄です」
「名前は」
「特攻1班、と申します」

「そーかぃ。ところでさん、急でワリーんですがこれから一緒に茶でも飲まねーかィ」
「!!」

微妙にきまり悪そうに、本当に突然だったその誘いに、私の全身を雷が巡る。
なっ・・・ナンダッテ――――!!

なんてことだ、なんてことだ!こんな同人誌みたいな展開、本当にあるのか!そしてそんなおいしい役に私が適任されてしまってもいいものか!!
慌ててきょろきょろとあたりを探る。私の実力じゃ気配を消して隠れている真選組の精鋭を見抜くことはできなかったけれど。むむむ。中々の手練れ!ということはその道のプロ、真選組監察の、あの黒髪の青年あたりだろうか?!


(逃げていたのは性欲滾る屯所の野獣たちからだったんですねそごたん!コレはカモフラージュですねそごたん!)
、全力で了解しましたァァァ!!


「・・都合悪ィかぃ」
「いっ、いえ!任せてください!」
「(任せる・・?)んーまぁ、そいつァ良かった。じゃぁ、いきやしょうか」

ホッと息を吐いて、そごたんは極めて自然に私に手を差し出した。
流石王子なんて言われるだけある。思わず差し出されたその手を副長に代わって隅々まで舐めてやりたい。
しかし遠慮しておいた。確かにカモフラージュには有効的な手かもしれないが、ここで手なんて繋いでしまうとソレを見た監察の子が副長に報告して、今夜はとんでもないお仕置き(性)が・・・・!なんてことになるとそごたんがかわいそう。イヤまてむしろそっちの方が私的には美味しい・・・ハァハァ。なんて妄想しつつ隣を歩く。
じりじりと熱い日差しに汗をぬぐいながら「そこの店でいいかィ」なんて訊ねてくるそごたんに、(ラブホで)『旦那ァ、部屋は7番でいいですかィ』に重ね合わせる的な想像をしながら、私は汗をぬぐうふりをしてヨダレをぬぐった。


「毎日暑っちぃねィ」
「そーですね」

店に入った私とそごたんはすすめられた窓際の席に腰かける。
隊長服は私たち平隊士服よりもずっと厚着。席に着くなり上着を椅子に掛けスカーフをゆるめたそごたんに、思わず釘付けになった。
あわわわわ何ナニナニ!!エロい!そごたんエロいよ!誘ってんのか!男女関係なしか!(問題)
そんなんだから屯所にいたっていろんな隊士から襲われるんだよ!!(妄)

「いらっしゃいませお客様。ご注文は何になさいますか?」
「あー、じゃぁ俺アイスカフェラテ」
(卑猥な単語キターー!!何ソレもっかい言って?!録音して「カフェラテ」の最初と最後編集削除するからワンスモアゲイン!!)
「アンタは何にすんでィ」
「えっ?!えっと、一緒で・・」

イキナリの爆弾発言(※してない)に動揺が隠しきれない。突然隠語とか、ビビるわァ・・・!もっとやれ。
涼しげな汗をたっぷりかいた水のグラスを持ち上げるそごたんの手元からぽたぽたと透明なしずくが机に落ちる。
一口飲んで机に置けば当たり前のようにそごたんの指先も濡れていて、グラスから離れた指先から垂れた透明な液体がはあんっはもう!!たまらん。激萌きゅんきゅん丸!ハァハァ。
気づいたらガン見していたらしく、いぶかしげな顔で「なに?」と聞かれた。
いっ、いえ・・・私はそう答えるほかない。

運ばれてきたグラスもすでにうっすら、汗をかいていた。濃い茶色と白いミルクが合わさったマーブルな飲み物。
流石イケメンは飲み物もイケメンということか。そんなことを考えながらぼーっと見る私の前で、そごたんはカフェラテに手を付ける。
ぴりぴりと袋を破いて細めのストローを取り出し、グラスに挿したそれを咥える、そごたんの唇きゃああああ!!
今こそ言うべきこの言葉を『激萌スティックファイナリティきゅんきゅんドリーム!!』

あのちっちゃなお口がちっちゃなストローをちっちゃく咥えてる様に萌えない奴はこの世にはいまい。
ハァハァまったくこのエロテロリストさんがよォ!
チューチュー飲んでんじゃねェよ誘ってんのかお前、
どうせお前夜は副長とちゅーちゅーしてんだろーがよォ!
副長のストロー美味しいですかァァ?おっとそんなに強く吸ったら俺のホットカフェオレがとびちっちまうぜ?ゴッファァァ、貴様、私を萌え殺す気か。
カランカランと自分のグラスをかき混ぜながらおそらく目の座った私は一身に妄想を膨らませる。
濃い茶色と白いミルクのマーブルが混ざり合っていく。
唾液とまじりあってマーブルになった濃くて白いホットミルクは今日はどなたにかけてもらうんでしょうねぇ。フフフ、もう、ほんと。
私は頭がおかしい。


しばらく二人無言でアイスカフェオレをちゅーちゅーしていると、突然目の前のそごたんがハッ、と顔色を変えた。

「やっヤバ、おいアンタ、隠れろ、早く!」

切羽詰まった声で下を示されて首をひねりながらもテーブルの下にもぐりこめば、コレも持ってろと私の分のグラスも渡される。
何だろうこれ何プレイだ、っていうか下半身(のみ)至近距離で見放題なんですけどぇ。何コレ何プレイ。
とりあえずする事も無かったのでそごたんの下腹部を視姦していると、カランカランとお店の入口が音を立てた。

そして気づく。
何もかも悟る。


「・・・総悟ォ・・テメェ大通りの真横で優雅にサボりとはいい度胸だなァ・・」


(だーりんキタァァァァ)


「すいやせん土方さん俺ちょっと忙しいんで今すぐ消えるか消滅するか死んで下せェ」「美味そうに珈琲すすりながらどこが忙しいんだテメェ?!仕事いけ!」なんて二人の会話を頭上で聞きながら私はぐるぐる上昇する体の温度を逃すためにずずずーっとアイスカフェオレをすすった。

なるほどそう言うことかそうだよねそれしかないよね!知らない女と二人っきりのところダーリンに見られるわけにはいかないよね!あの慌てようも納得だわ!『吸いやせん』ってじゃあナニなら吸うの?!『美味そうにすする』ってなんか言葉だけで卑猥なんですけど!何この二人!リアルでも普段こんな会話してんの!?歩く性辞典か!!

そんな事を妄想していれば上から大きくため息が降ってきた。
さっきまで私が座ってた場所に、何を思ったか真選組副長殿はどっかりと腰をおろす。
そごたんのさぼり癖は現実でもどうしようもないモノらしく、半分あきらめているのか。
はたまたこれを機に仲直り(妄)を切り出すべく話がしたいのか。あぁもうトシにゃんってばツンデレ・・。
それに対してそごたんの下半身(語弊)は明らかに緊張を示す。自然私もそごたんのほうにずれて(あぁだってトシにゃんマジ足長いもんギザ羨ましす)、完全にそごたん側よりになった私が見上げれば机椅子の隙間から彼と目があった。

(悪ぃねィ・・)

視線で謝られた気がして、ううんいいのそごたん十分私美味しい思いさせてもらったから。大丈夫。知ってる、トシにゃんもツンデレだけど、そごたんも素直じゃないんだよね。相手の事が大好きなのに、素直になれないだけなんだよね。でも気持ちを言葉にすることも大切よ。カラダだけじゃ伝わらないココロもあるのよ。
にっこり諭すような満面の笑みで見上げれば、じーんとキタのかそごたんは口元を抑えてうつむいてしまった。
その頬はうっすら赤い気がする。だめよそごたん!泣かないで!男の娘でショ!(字が違う)

「・・・総悟。お前なんか変なモンでも食ったのか?おかしいぞ」
「・・・うるせぇ・・土方・・・死ね・・・マジ今すぐ消えろ・・」

ああもうまたそんないい方!「俺が食いたいのはアンタのモンです」くらい言えばいいのに!ハァハァ。

「・・お前こんな冷房聞いた中で熱中症か?良いご身分だな」
「いいから早く出てってくれませんかね今いいところなんで」

「・・いいところ?」
「・・・・・・・・別に」
「下に何かあんのか?」
「あッバカヤロ!」

ガタ、と副長殿が身体を引いて机の下に屈もうとするのが気配でわかった。
続いてガタン!と真上で物音。

ばっしゃぁ。

突然目の前が冷たくなって、私は思わず咽る。
ごしごし目をこすりながら後ろを向いて目を開ければ、ボーゼンとこちらを見るトシにゃんの姿。
あらら、ばれてしまったか。そして今自分にぶちまけられたのはそごたんのカフェラテだったのだと知る。ぺろりと舐めた唇は甘かった。おそらく動揺でグラスと倒したとか。あぁこれって関節キスかしら。きゃぁん、ふくちょーを差し置いて!萌える。

「てんめェェ!白昼堂々なにさらしとんじゃァァァ!!」
「ちちちち、違う!違いまさァ土方さんコレは、事故で!!」

ハッ、萌えてる場合じゃない。
当たり前のように突入しかけた修羅場の空気に、私はしっかりと息を吸い込んだ。
よじよじとテーブルの下から脱出すると、真っ赤になったそごたんと真っ赤になったトシにゃんが一斉にこちらを見る。
そごたんなんていっそのこと涙目だ。やだカワイイ。普段強気である彼のその涙がよけいに相手を煽情させることに、彼自身は気づいていないのだろうハァハァってそうじゃなくて。
涙目そごたんにビシッと親指を立てて(何故か首を傾げられた)、私はトシにゃんに向き直った。

「勘違いしないでくださいねっ!」
「えっ」
「そごた・・・沖田隊長は、アナタに熱中症なんだからねっ!」
「ええっ?!(混乱)」
「自身のカフェラテぶちまけたいのだって、私じゃなくて副長なんだからねっ!」
「ええええっ?!!(どゆこと?!)」

「あとはお二人でしっぽりどうぞォォォ!!」
「オイィィィ!総悟!あの女がしゃべってんのは一体何語だ!?」
「ちょ、待ちなせェさん――・・・!」

きっかけは作った。あとはあなたたち次第よ!
そんな想いをこめて私は珈琲店を飛び出した。オカシイな。さっきまで飲んでたのは苦いコーヒーだったのに。鼻血でも出そう。



「待ちなせェ!」



ガッ、と腕を掴まれ、ハッと振り向けばそごたんがいた。
息を切らしていることから、全力で追ってきたのだと解る。当たり前だ。私だって全速力で走ってきた。

「お、・・・おっ送って行きまさ・・」

はっと我に返ったそごたんは掴んでいた腕を離し、手団扇で自分を仰ぎながらぶっきらぼうに歩き出した。
混乱する。どうして、仲直りには最高のシチュエーション(妄)で残してきたのに、私を追ってくるなんて・・。

私は戸惑いながらそごたんの後を追うほかなかった。
もしかして・・・コレは・・・現実は、ただの土沖ではなかったというのか。
そごたんは私が思ってるよりも、ずっと、違う感情があって・・・それで・・?
ぐるぐる回るその思いは、しばらく歩いたところで確信へと変わったのだった。



「アレ、沖田君じゃん。何、女連れ?珍しーね」


本命の旦那来たァァァァ!!


そうかそういうことなのかそうだったのね。
副長の目を欺いて振り切ってまでそごたんが合いたかった人物。それこそが彼だったのね!!
やだ、三角関係?!最初のジミーは布石!?
「最近総悟の奴がおかしい、まさか万事屋と・・・おいお前つけて調べろ」的な流れがあってからのアレ!
追手スパイを振り切って旦那(夜)とこうして逢瀬を重ねていたと言う訳ね。めっちゃ燃える展開きたコレ。

死んだ魚のような目をした銀髪の万事屋さんは、そごたんの隣にいる私に気づいて僅かに眉をしかめた。
そりゃそうだだって大事なハニーが(ry

「その服・・・お前さんもしかして見廻り組の?」
「はい」
「うわぁ・・やなとこ出くわしちゃったよ。めんどくせー」

ひやああああ!隠すことなく全開で嫉妬ですよこの旦那ァァァ!萌える!
対するとなりのそごたんも相当「しまったァァ」な顔をしている。そりゃそうだよ!大ピンチだよ!
そんなそごたんを眺めるうち、万事屋さんは次第にニヤニヤと頬をゆるませていった。簡単に説明すると悪い顔。
「ちょっと失礼お嬢さん〜」なんて腕を伸ばしてそごたんの肩を抱き込んでひそひそ話。
おまぇええええ大胆なボディタッチいただきましたどうも御馳走様です!!
ごにょごにょと旦那(夜)に何か言われて、慌てふためきながらもそごたんの顔は真っ赤。

「べ、別にこの女とは、そういうんじゃねェや・・」
「ふーん、そーう(にやにや)」

なんという王道おきまりパターン!この後万事屋に連れ込まれて3ラウンドまでページが見えるようだわ。
旦那の機嫌がすぐれないから必死に謝るそごたん。でも旦那は実は怒ってなくて、そごたんがおろおろ一生懸命謝る姿を見て心を潤わせているという・・・激萌え必須なパターンですなハァハァ。

しかし残念ながら、まことに残念ながら私はそこで現実に戻ってしまったのだった。
ふと見た時計の示す針は信たす隊長との約束の時間を過ぎている。やばい、細切れにされる!

「旦那・・!だから俺今忙しいって、アレ、さん?!」
「ごめんなさいそごたん!長引きそうだしお邪魔みたいだから、私行きますね」
「そごたん!?」
「じゃぁ、失礼します!(そごたんの)旦那!」
「何か今カッコで変なの見えたんですけど!「万事屋」じゃないなんか変なの隠れてたんですけど!?」
「お幸せに〜!」

にっこり二人のホモに手を振って、私は振り向き走り出しました。
その後二人がどうなったかは、皆さんのご想像の通りだと思います★





「・・・てことがあったんですよ」
「・・ふぅん・・・」

萌え萌え語る後輩の少女の話に、途中散々興奮気味に相槌を繰り返しておいてなんだが。
信女は最後のポンデリングの一玉を口に放り込みながらしばらく前に起こったことを思い出していた。
あの日廃ビルを舞台に繰り広げられたテロ討伐の中で、たまたま真選組の隊長さんと剣を交えることがあったのだっけ。
その時に。


『・・・○○○ブチ抜く前にテメーに一つ聞きたい』
『・・?』
『見廻り組。テメー以外にもう一人女がいるだろィ』
『・・・』
『・・・・・あの娘のメアド、教えてほしいんだけど・・』

ガキィン
がしゃぁぁんっ



ず、ず〜っ、とアイスコーヒーを飲み干して。ふは、と信女は息を吐いた。

「そごたんはホント、ギザ萌えですな」
「ですよねっ!そごたんは正義!」




おわり。







今年の異彩リクベスト3の一つ「・ヒロイン<沖田隊長は絶対にホモよ萌えぇぇぇ!(感染源は今井)」でした。
すみれさんほんとうにごめんなさいwwww
読んでくださってありがとうございます。なんという黒歴史。楽しすぎたw


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