舞台の中心となるのはここ、江戸の平和を守る砦真選組屯所・・・。
その廊下の真ん中で、二人の人物は向かい合って立っていた。


「おはようございます、沖田隊長」
「よーおはよう。副隊長」
「・・・・・・そのわざとらしく『副隊長』ってつけるのやめてもらえません?」
「(にやり)・・・『副隊長』」
「・・・・・沖田隊長」
「なんでぇ」


にっこり。

「死んでください」



次の瞬間、向かい合った二人の人物の間で火花が散る。
例えではない。実際二人の手に握られた二つの刀がぶつかり合って、がきん、と火花を飛ばしていた。

「なんでェ。"女ごとき" が真選組の副隊長を務めさせてもらってんだァ、立派じゃねぇかィ」
「うがあああああああ!!」
「ま、俺が上にいる以上アンタが隊長になることは一生ねえだろうけどなァ!」
「死ねぇ沖田ァァァァ!!!!」
「しゃらくせェェェ!!!」
「やめんかああああああ朝っぱらから!!」

部千切れる寸前のような怒鳴り声に、二人の人物は刀を交えたまま振り向く。
どちらからともなくチッ、と舌打ちして刀を鞘に納める。


「一番体隊長の座、せいぜいこんな小娘に取られないよう、首と足洗って塩まいときな!」
「日本語むちゃくちゃだからお前」




突如屯所の門を叩き入隊を志望してきたのは一人の・・・女?!


「総悟と張り合ってんじゃねェかァ、なかなかやるなァ!」
---------------------credit『近藤 勲』


「女に真選組が務まるか」
---------------------credit『土方 十四郎』


「仮にアンタが男でも――、俺に勝とうなんざ100年早ェ」
---------------------credit『沖田 総悟』

ぶつかる剣と剣。
その少女は、自分の倍近くある大きな隊士の体を軽々とねじ伏せた。


「アタシは 。ちょっと真選組の隊長になりに来た」


----------------------credit『you』




真選組異例の女隊士。
その戦い方はけしてきれいではなく、眼潰し金的何でもアリのフリースタイル。
しなやかながらも野性的なその動きはまるで、

「山猫?」
「なんでも巷ではそう呼ばれてるらしいですよ」
-----------------------credit『山崎 退』



――真選組一番隊副隊長、「山猫」 による、


「ただの隊士には興味ありません。アタシが興味あるのはァ・・・」

『隊長』のポジション。
沖田総悟、アンタが邪魔だ。そこどきやがれ。


――蹴られ落とされの出世劇。


「あ、そーでぇ。俺も好きで一番体隊長なんてやってるわけじゃねーんでねェ」

俺と手ェ組みやしょう。
一緒に土方を亡き者にしやせんかィ?


「乗ったァァ!」
「えええええ?!そこ乗るの?!」
「「死ね土方ァァァァァ!!」」


迫りくる二つの恐怖から土方は逃げ切れるのか?
そして忘れてはならないこのメンバーも。


「隊長隊長、こちらのお嬢さんは」
「チャイナ娘・・・あ、違った。女じゃなかったコイツ」
「何ィィィィ!!!ぶち込んだろかワレェェェェ!!」
----------------------credit『神楽』

「ちょっとやめなよ神楽ちゃん!」
「チャイナさん、助太刀いたします。一緒にこの男殺っちゃいましょう」
「オイィィイイ!!!」
----------------------credit『志村 新八』


「オイオイオイ・・・俺そろそろ土方君が哀れで仕方ねーよォ。こんなガキ二人も」

----------------------credit『坂田 銀時』


「白夜叉だぁぁぁ!!サイン貰っていいですか!」
「・・・・だれ、この餓鬼」




交差する思惑。


「あなたにこうして背中を預けて戦う時が来るとはね」
「おんなじ隊なんだから当たり前だろぃ。つーかアンタに背中なんて預けられるか。いつ斬りかかられるか分かったもんじゃねェ」
「フラグでも立てましょうか」


揺れる思い。


「あんま無茶すんじゃねェぞ」
「女扱い、しないで」
「心配なんだよ、お前が」
「・・・副長って、ドMなんですか」
「・・・・・・・・」


そして決断の時。


「何するんですか」
「悪ぃが、俺は土方さんに賛成でさぁ・・」
「そう言うわけだ。お前は残れ」

いっちょまえに「いなくなる人間の顔」しやがって・・・行かせられるか。




そしてまさかのあの人物も・・・


「師匠っ」
「師匠、ではない、桂だ」

-----------------------credit『桂 小太郎』


「何ィィィィィ!!!???」



――『一番隊の山猫』――
―今秋、ロードショー!―










はい、お疲れ様でした。
何か予告編っぽく書いてみたかっただけです。
それにしても面白さを全く感じさせない仕上がりに・・・あ―本当、何が面白いんだか。
沖田さんにいじめられる話ばっかり書いているので、逆に一緒になって土方さんをいじめる話なんて面白いんじゃないかと思って書き始めましたが・・・どうしてこうなった。
二つ名って中二だけどかっこいいと思うんだ。中二だけど!

さぁて、本当にシリーズになるかどうかは・・・・ねこの気分次第(オイ)

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